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植物性たんぱく質が地球を救う

私たちを突き動かしたのは、こう大きく取り上げられたあるメディアの見出しでした。『植物性タンパク質の生成は、動物性タンパク質の生成より水や土地の使用量が少なく、地球環境に良好である』と綴られたその記事に興味を惹かれた私たちは、植物性タンパク質について調査をはじめました。

3つの調査結果

01 GHG emissions and land use of dairy beef are then 36 and 6 times greater than those of peas.
乳牛に関する温室効果ガス排出量はエンドウ豆と比較して36倍多い。
また牛乳を生産する際の土地の使用量はエンドウ豆の6倍にもなる。*1
02 the consumption of animal products contributes to more than one-quarter of the water footprint of humanity.
動物性食品の消費による水の消費量は、人類の水の総使用量の4分の1以上を占める。*2
03 Eating less meat could reduce water footprint by up to 35%.
人類が消費する肉の量を少なくすると、食品の生産・加工・流通などに消費される水の消費量を最大で35%削減できる。*3

植物性たんぱく質の環境への有用性に関して、大量の文献や情報をリサーチを進めるにつれ、私たちは様々な着眼点と新たな発想を見つけるに至りました。それは漠然と環境課題に対して課題意識を持っていただけの私たちにとって、固定概念を覆すような衝撃だったのです。

強さを妥協しない選択

ある日、この事実をもとに何か行動に起こせないかと考えてた私たちは1本のドキュメンタリーに辿り着きます。

”The Game Changers”
Copyright © 2019 The Game Changers Film, LLC. All rights reserved.

UFCやF1など数多くのハードスポーツのアスリートが植物性の食品を積極的に摂取し、筋肉量の増加や血流の向上など、*4
パフォーマンス向上に繋げている日々を綴ったドキュメンタリー映画でした。この映画は私たちに新たなインスピレーションを起こします。

「環境や人体に優しい植物性たんぱく質を用いながら、
肉体を増強させパフォーマンスも向上させる
食品が作れないだろうか?
この相反するものを1つにできれば画期的な商品になる。」

こう確信したものの、私たちは全員元アスリートです。たんぱく質の成分や効能、使用方法は熟知しています。いくら環境や人体に優しいとはいっても、日々酷使する身体をより強くしてくれるものでなければ、摂取する理由はありません。
私たちは、さらに海外でのアスリートにおける植物性たんぱく質の有用性を示す様々なレポートを読み漁り、植物性たんぱく質の効能について、深くリサーチを続けていきました。*5

そこから得た植物性たんぱく質のアスリートへの確かな有用性は、今のanoma(アノマ)のコンセプトである「強く、優しい」を生み出し、私たちをいよいよ商品開発へと駆り立てたのです。

  • *4 ) あくまで番組内の主張であり、実際の効果・効能を証明するものではありません。
  • *5 ) 一部の参考文献はサイト下部に記載しております。ご興味があれば一読ください。

完璧を求めるという欠点

勢いきって開発をはじめたものの、プロテイン製品に関してはまったくの未経験。「中途半端な商品は出せない。」勢いきって開発をはじめた私たちに待ち受けていたのは困難の日々の連続でした。

そして、最も私たち自身を苦しめたのが、私たち自身がアスリートであるが故にみな”完璧主義”であるということ。
通常、健康食品の商品開発では市場を調査し人々が欲しいものに対して、適正価格を設定し、商品をリリースします。例えばプロテインの場合、ある程度消費者が満足のいく成分含有量をゴールとして、消費者により安い価格で提供するため産地や産地を季節に合わせて原材料の調整を行います。また、植物性たんぱく質でも一部に遺伝子組み換えのものを使用してみたり、味の調整に人工甘味料を使用したり、あらゆる手で原材料価格を抑えるのが一般的です。

しかし私たちは、あらゆるプロフェッショナルがその心を整えるためにも、たとえ微細なことでも身体の準備を決して怠らないことを自身の経験から知っています。それはすなわち私たちが作る商品に対しても「完璧であること」が必要なのです。
時間がかかってもいい。既成概念では作れない「完璧であること」を追求し、とことん自分たち自身が満足できる商品しか世に出さない姿勢で全力を注ぎ込みました。

自分にも、地球にも最善な選択を徹底的に質にこだわった
植物性で高品質なプロテイン。それが、anoma。

こうして長い年月をかけて完成したanoma(アノマ)プロテインですが、私たちの妥協しない姿勢に共感していただいた様々な種目のアスリート、ダンサーやミュージシャン、レーサーなど、過酷に自らの体を鍛え上げる多くのプロフェッショナルに愛用頂いております。

また、健康や環境にも関心が高くフィジカルにもハイパフォーマンスを求める方々だけでなく、頭脳を多く使う技術者や経営者など身体と精神を高次元に保つ必要がある方々にも幅広くご愛用いただいております。
私たちは、これからも妥協しない完璧な商品開発を「強く、優しい」のコンセプトのもとに行うことで、そんなプロフェッショナルと共にありたいと願っています。

〜人と地球に最善の選択を〜 anoma強く、優しい
Making the best choice for people and the earth.

「参考文献」

  • *1 )Poore, J. and T. Nemecek. 2018. “Reducing food’s environmental impacts through producers and consumers.” Science 360:987-992. 生産者と消費者を通じた食の環境負荷の低減
  • *2 )Aiking, H., De Boer, J., & Vereijken, J. M. (2006a). Sustainable protein production and consumption: Pigs or peas? Environment & Policy, Vol. 45. Dordrecht, The Netherlands:
  • *3 )Steinfeld, H., Gerber, P., Wassenaar, T., Castel, V., Rosales, M., & De Haan, C. 2006. Livestock’s long shadow: Environmental issues and options. Rome, Italy: FAO.・ Hoekstra, Arjen Y. 2012. “The hidden water resource use behind meat and dairy.” Animal Frontiers 2:2, 3-8.
  • *5 )植物性たんぱく質のアスリートへの有用性に対する一部の参考文献

    Davy Vanham, Sara Comero, Bernd Manfred Gawlik & Giovanni Bidoglio“The water footprint of different diets within European sub-national geographical entities”・ Jenner SL, Buckley GL, Belski R, Devlin BL, Forsyth AK. Dietary Intakes of Professional and Semi-Professional Team Sport Athletes Do Not Meet Sport Nutrition Recommendations — ASystematic Literature Review. Nutrients. 2019 May;11(5):1160.・Nebl J, Schuchardt JP, Wasserfurth P, Haufe S, Eigen- dorf J, et al. Characterization, dietary habits and nutritional intake of omnivorous, lacto-ovo vegetarian and vegan runners - A pilot study. BMC Nutr. 2019 Dec;5:51.・ Barnard ND, Goldman DM, Loomis JF, Kahleova H, Levin SM, Neabore S, Batts TC. Plant-based diets for cardiovascular safety and performance in endurance sports. Nutrients. 2019 Jan;11(1): pii: E130.・ Naghedi-Baghdar H, Nazari SM, Taghipour A, Nematy M, Shokri S, Mehri MR, Molkara T, Javan R. Effect of diet on blood viscosity in healthy humans: a systematic review. Electron Physician. 2018 Mar;10(3):6563-70.・Ernst E, Pietsch L, Matrai A, Eisenberg J. Blood rheology in vegetarians. Br J Nutr. 1986 Nov;56(3):555-60.・ Hever J. Plant-based diets: A physician’s guide. Perm J. 2016 Jul;20(3):15–082.・ Sutliffe JT, Wilson LD, de Heer HD, Foster RL, Carnot MJ. C-reactive protein response to a vegan lifestyle intervention. Complement Ther Med. 2015 Feb;23(1):32-7.・Campbell TC. A plant-based diet and animal protein: questioning dietary fat and considering animal protein as the main cause of heart disease. J Geriatr Cardiol. 2017 May;14(5):331-7.

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