ピープロテインのメリット・デメリットとは-今これほどまでにピープロテインが人気の3つの理由

ピープロテイン のメリットとデメリット

プロテインと言えば、ホエイとソイ。長らくスポーツニュートリション界では、この二つがプロテインとして親しまれてきました。

しかし、時代は変わり、私たちにはよりサスティナブルで健康な、そして質の良いプロテインが求められています。そこで誕生したのがピープロテイン、いわゆる黄色えんどう豆から作られた新しい植物性プロテインです。

アメリカでは2019年にこのピープロテイン で作られたお肉を売る会社「 Beyond meet」が株式上場するなど、ピープロテインが圧倒的、かつ熱狂的なブームになっています。

 

それでは、ピープロテインがこれほどまでに注目されるのにはどんな理由があるからなのでしょうか。そこで今回は、持続可能なタンパク質「黄えんどう豆たんぱく=ピープロテイン 」のメリットとデメリットについてご紹介して行きます。

 

ピープロテインのメリット

1.地球と体に優しい、持続可能なタンパク質

一番のメリットは、植物性で地球にも体にも優しいということが挙げられます。体への優しさと言う面で、植物性プロテインは、コレステロールの上昇を抑えるばかりか、マウスを用いた研究によれば血圧の上昇を抑えることが知られています。

 参考: Blood pressure lowering effect of a pea protein hydrolysate in hypertensive rats and humans

また、牛のげっぷは地球温暖化の大きな原因と言われていて、世界中でなるべく乳製品の利用を控えようという取り組みも始まっています。ある研究では、同じ量のホエイプロテインを作る水分量と比較してピープロテイン は100分の1の水分量で作れると言われています。これが環境への意識の高い「ミレニアム世代」に人気の理由の一つとなっています。

参考: From burping cows and food miles to greenhouse gasses

 

 

2.アルギニンや鉄分などの栄養成分が豊富

 

えんどう豆プロテインはアルギニンや鉄分などの成分が豊富です。 アルギニンは有酸素運動をする方や疲労回復を狙うアスリートに積極的に摂取されている成分です。アルギニンも鉄分も、従来は食事やサプリメントから摂取するの非常に難しい成分でした。これは、アルギニンや鉄分独特の味によるものです。しかしピープロテイン はそういった独特の味がしにくく、気にせずに摂取できる点が魅力的です。

Effects of L- Arginine Supplementation on Antioxidant Status and Body Composition in Obese Patients with Pre-diabetes: A Randomized Controlled Clinical Trial.
Adv Pharm Bull. 2014 Oct;4(Suppl 1):449-54. doi: 10.5681/apb.2014.066. Epub 2014 Aug 25

 

 

3.アレルギーがない

 

従来のホエイプロテインやソイプロテインは、乳製品、大豆製品でした。すでに乳製品や大豆製品にアレルギーがある人が飲めないことはもちろん、継続摂取によってアレルギーを誘発させてしまう恐れがあるのではないかと言う心配も常につきまとっていました。(特にカゼインプロテインは吸収速度の関係上、その指摘が多くありました)。 しかしピープロテイン にはいわゆる食物アレルギーがないため、どんな方でも摂取しやすいと言われています。

peaprotein

ピープロテインのデメリット

 

1.タンパク質1gあたりの価格が高い

 

ピープロテイン のデメリットとしてあげられるのが、その価格です。まだまだ新しいタンパク質であるため、普及が特にアジアでは進んでおらず、価格はホエイプロテインなどと比較すると高くなりがちです。トレーニーなどで「たんぱく質あたりの値段」のみを気にする方にはあまり向いていません。

 

2. 単体だと必須アミノ酸「メチオニン」が不足している

ホエイプロテインや他のプロテインは、アミノ酸スコアが単体で高いという特徴があります。しかし、えんどう豆をはじめとした植物性たんぱくは、いくつかのアミノ酸のバランスが悪い傾向にあります。えんどう豆のケースで言うと、これは「メチオニン」と呼ばれるアミノ酸です。したがって、えんどう豆のタンパク質を摂取する際には、玄米たんぱくなど、メチオニンを補えるたんぱく質と同時に摂取することがオススメです。

参考: https://www.uofmhealth.org/health-library/hn-10013795

 

まとめ

ピープロテイン は、持続可能で栄養価も高く、アレルギーがない非常に優秀なタンパク源です。今後日本やアジア諸国でもさらなる普及が期待されています。